(2) ネイルチップ(付け爪)
発明者:魯 政一様
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 展示品のご説明
近年、指先のお洒落を楽しむネイルアートの1つとして、若い女性を中心にして付け爪が流行しています。付け爪は、人の爪の表面の形状に沿うように湾曲形成された薄い小さなプラスチック片からなり、美しい形状に成形され、表面にはきれいな色、図柄、模様等が施されています。
付け爪は一般に無装飾のものがサイズ別に既製品として市販され、使用する者は自分の爪のサイズに合う付け爪を選んで購入し、使用しています。
付け爪の表面の図柄や模様は、市販されている無装飾の付け爪の表面に自分で細筆とペイントを使って描くか、ネイルサロンでネイリストさんに描いてもらっています。
装飾が施された付け爪は粘着剤や両面テープを用いて爪の表面に粘着・固定して使用されます。付け爪は主に外出する時等に付け、家事等をする時には取り外すのが一般的です。手をお湯に少し漬けることにより爪から付け爪を外すことができます。
ところで、市販されている付け爪は人の爪の彎曲にある程度は合うように作られていますが、使用する人の爪の表面の湾曲とは完全には一致しないので、爪に密着せず、付け爪が何かにちょっと当たっただけで爪から取れてしまうという問題がありました。
このため、付け爪が何かにちょっと当たっても爪から取れないように、付け爪を強力な接着剤で爪に強制的に接着させる場合があります。
しかし、このようにすると付け爪が爪に長期間接着したままになり、その間に付け爪と爪との間にできた隙間に家事等の水仕事で水が入り、ここにカビ等が繁殖して爪が緑や黒色に変色し、グリーンネイルと呼ばれる症状を引き起こしてしまうことがあり、衛生上問題がありました。
付け爪が爪に密着しないという問題を解決するため、付け爪の内面に粘土状の合成樹脂(アクリルのリキッドとパウダー)を盛り、付け爪の内面の形状を爪の表面の形状に合わせるという方法が取られることがありますが、付け爪の内面に合成樹脂を盛ると、合成樹脂の重みで指先が重くなるという別の問題がありました。
今回提案する新しい付け爪はこれらの問題点を解決する画期的なもので、上述した問題点を完全に解決しています。
なお、この新しい付け爪は、現在、「リネイル」という商標名で商品化され、株式会社B−styleから全国に向けて販売されております。
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